10月の絵本の紹介 『ごんぎつね』 新美 南吉 作 黒井 健 絵 兵十が病気の母親のために取ったうなぎを、ふとしたいたずら心から、うばってしまった、きつねのごん。後日、その母親が死んでしまったこと、うなぎは母親に食べさせたかったことを知った、ごん。せめてものつぐないと、ごんは、栗やマツタケを兵十の所にこっそり届け続けます、、、。 彼岸花、秋の七草「萩・おみなえし」の、赤や黄色の花が、落ち着いた色合いの中で目をひきます。後悔するごんの悲しげな顔、秋の深まりを感じる絵本です。