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2月 絵本の紹介

ゆきみち
  
梅田俊作・佳子 作
2月 絵本の紹介

吹雪の中、とうちゃんとぼくは、母ちゃんと産まれた弟に会いに
ばあちゃんの家へ向かいます。前も見えないような吹雪なのに、
とうちゃんは、ぼくにかまわず、どんどんいきます。
ぼくのことなんて、どうでもいいんだ・・』と思ったぼく。
「もうしんでやる」と雪の上に大の字になる。
ぼくは、ばあちゃんちに行けるのでしょうか、、、。

雪の描写がなんとも力強く、ふぶきのすごさが伝わってきます。
「あんちゃんになったんだよ、がんばれ!!」って思わず叫んでしまいます。
回想で描かれている里山の穏やかな、四季の景色と、
厳しい雪の対比がとても良いと感じます。
最後の場面では、もう言葉はいりません。
ばあちゃん家のあったかさ、冷たい風が入ってきても、それ以上に
そこにいる家族・空気のあったかさにどっぷりつかってしまいます。

 

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