「もりのかくれんぼう」
末吉 暁子 作
林 明子 絵
公園でおにいちゃんと遊んだ帰り道、近道をしたおにいちゃんをまねっこして、
生垣の下をくぐって通り抜けた妹のけいこ。
やっとの思いで通り抜けた生垣の向こうは、見たことのない大きな森の入り口です。
金色にけむったような秋の入り口です。
心細くなったけいこは、大声で歌い始めました。
ちかみちほそみち
もりのみち
こわいかな こわくない
どこまでいっても
もりのなか
だあれもいない
もりのなか
こわいかな こわくない
すると男の声がして、どこからか金色の男の子が現れました。
名前は『もりのかくれんぼう』
けいこは、もりのかくれんぼうと森の動物たちと、森の中でかくれんぼうを
はじめました。
秋の森の中に、溶け込むように動物たちが隠れています。 あっここにいた!!と見つけた時のうれしさは大人も楽しめます。 秋を感じワクワク、森の遊びを体験できる、楽しい隠し絵の仕掛け絵本です。