木はいいなあ
ジャニス・メイ・ユードリイ 作
マーク・シーモント 絵
西園寺祥子 訳
木がたくさん はえると 森になる。
森は、いつも いきいきしている。
たった 一ぽんでも、木が あるのは いいなあ
木には はっぱが ついている。
はっぱは なつじゅう、そよかぜの なかで、
ひゅる ひゅる ひゅるーっと、くちぶえをふいているよ。
子どもの目線で見た身近な、木のある生活の楽しみが描かれています。
こかげで、家族がくつろいだり、ブランコになったり。
落ち葉の頃には、葉っぱの上を歩いたり、たき火をする。
枝では、砂絵を描いたりもできる。
「きはいいなあ」と思わずつぶやいてしまいます。
白黒とカラーのページが交互になっていて、心が落ち着くように思います。
新緑の季節、木の下で寝そべって読んでみませんか。