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3月の絵本の紹介

「ぽとんぽとんはなんのおと」
 神沢 利子 作
 平山 英三 絵

ぼとんぼとんはなんのおと

ゆきのつづく冬
冬ごもりのあなのなか
くまのかあさんは、ふたごのぼうやをうみました。
大きくなったぼうやは、たずねました。
「ほっほーほっほーおとがするよ、なんのおと?」
するとおかあさんが、こたえました。
「ふくろうの声でしょう。くらいよるに、ふくろうはねないで
えさをさがしているの」
ある日、ぼうやはたずねました。
「ぽとんぽとんはなんのおと?」
おかあさんはこたえました。
「あれは、つららのとけるおと、もうそこまではるがきているのよ」

こどもたちが「なんのおと?」と聞くと、お母さんはやさしく答えます。
温もりのある親子のやりとりが心地よく響きます。

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