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2月の絵本の紹介

『イザベルと天使』
 ティエリー・マニエ 作
 ゲオルグ・ハレンスレーベン 絵
 石津ちひろ 訳
2018/02 絵本の紹介

こぶたのイザベルと天使の男の子のかわいい恋のおはなし
家では無精者のイザベルですが、毎日美術館に通っています。
なぜなら、、美術館の一枚の絵の中にいる「天使の男の子」に
恋をしたからです。
あるとき、イザベルの想いが通じて、天使が絵から降りてきました。
イザベルと天使は誰にも見つからないようにこっそり、
美術館の中をお散歩します。

  天使があたしにきいた
  「ねえイザべル。どうして女神をみようとしないの?」
  だからあたし、ちょっぴりすねてこたえた
  「だって女神さまはあたしよりずっときれいなんだもの
  あたしが会いたいのは女神様じゃなくてあなたなの!」
  すると天使が少しかおをあからめて、あたしの鼻にキス
  してくれた。

語り口調、かわいい字体、油絵の微妙な色合いが、
女の子らしくって気持ちが伝わります。
ずっと天使といたいと思ったイザベルはどうしたと思いますか、、、
美術館の警備員になったのですよ。

 

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