『クリスマスのおくりもの』
ジョン・バーニンガム 作
長田 弘 訳
クリスマスイブの夜、おじいさんサンタと、トナカイたちはすっかり疲れて
家に帰ってきました。
おじいさんサンタはパジャマに着替えてベットに入ろうとしたとき、
息が止まるほどびっくりしました。
袋の中に贈り物が一つ残っていたのです。
それは、ずっと遠くはなれた、ロリー・ポリー山のてっぺんの小さな家に住む
ハービーへの贈り物でした。
おじいさんサンタはパジャマの上から、サンタの赤いコートを着てハービーの
贈り物を袋に入れて、歩き始めました。
いろんな人に助けてもらい、空を飛んだり、スキーに乗せてもらったりと少し
ずつ山へと向います。さて、朝までに届くのでしょうか、、、。
夜空の空気の冷たさ、助けてくれる人々の温かい顔、顔、顔。
バーニンガムらしいあたたかな中にちょっと何かを感じるクリスマス絵本です。